要約
- [1]巧みなセールスで色々買った(買わされた)
- [2]人は受けた恩義を忘れ(られ)ない
- [3]強くなりたくば喰らえ
巧みなセールスで色々買った(買わされた)
山手線某駅の地下街にて、ドライフルーツの露店を通り過ぎた時の事。妻「あ、美味しそう」
店員「あ、良かったら試食どうぞ」→クランベリー
妻「あ、美味しい」
店員「あ、良かったらこれもどうぞ」→パイン
妻「〃」
店員「〃」→アーモンド
〃
foreach(s in 商品)文でも書けそうなくらいの
試食ラッシュの末、結局購入する事に。
一袋400円の物を2つ購入する事になり、
1個目は決まった物の2個目をどれにするか迷っていたら…
店員「今なら3品で1,000円にまけますよ」
妻「あ、じゃあ3品下さい」
そしてこの値引きである。
勿論3品買ったことは言うまでもありません。

「ガリガリだんなと いいおんなと どっちがだした?」
「きくまでも なかろうよ!」
人は受けた恩義を忘れ(られ)ない
丁度今、来月開催予定の某所の勉強会に向けて、「影響力の武器」と言う本を読んでいます。
この本では、他人に、自分の思い通りに動いてもらうための、
心理学的な原理やらテクニックやらを解説しています。
その中に、「返報性の原理(*1)」なる原理があります。
簡単に言えば、
「人は何かを与えられると、その恩に報いずにはいられない」
と言う物です。

仏の顔でさえ三度までと言うのに…
今回、その教科書的な事例を目の当たりにする事となりました。
強くなりたくば喰らえ

『手取り足取り教えられた技は身につかない。
一度食らってそこから学び取った技こそいざって時に役に立つ。
いつもそうやって修行してきただろうが』
1,000円で体験できるなら安いもの、と考えるべきでしょうか(*2)。
注釈
(*1)…それだけ聞くと当たり前の事しか言ってないようにも思えるが、[1]「与えらえる物」が、意にそぐわない物を半ば無理やり…でも断れない
[2]過大な要求からの「譲歩」もカウント(いわゆる「落とし所」)
[3]与えられた物に対する返戻は、平等とは限らない(いわゆる「エビで鯛を釣る」)
等、色々と

(*2)…ちなみに「影響力の武器」の価格は、邦訳版で最新の第三版が2,700円(税抜)。
しかしなぜかヤフオクやメルカリではその1.5倍くらいの値段で出品されていたりする。