2016年のふるさと納税の返礼品が届きました。高知県奈半利町の野菜詰合せ。
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  1. クール便なので再配達期間が3日しかない
  2. なのに月曜日に持ってこられた
  3. 一人暮らしなので平日は会社を早退しない限り間に合わない
  4. そしてこの時期忙しい
  …とまあ、一時は本当に受け取れるか心配だった物の、何とかなりました。次は3月に肉が来る予定ですが果たして無事受け取れるやら(懲りない奴)。土日に届くのが理想ですが、せめて再配達期間に土日のどちらかでも含まれていて欲しい物です。

  本日はこのふるさと納税のお話。

  ふるさと納税とは、好きな地域(都道府県・市区町村)の地方自治体へのお金の寄附です。勿論ただの寄附ではなく、次のメリットがあります。
  1. 支払った分、自分が住む町に払う住民税と所得税が少なくなる(2000円の自己負担+限度額あり)。
  2. 寄附した自治体から、お礼の品物が貰える(寄付金の3~5割程の価格相当が多い)。
  例えば100,000円寄付した場合、限度額を上回っていなければ、翌年の住民税とその年の所得税が合計で98,000円安くなり、自己負担は2,000円のみとなります。一方、100,000円の3~5割なら、大体30,000~50,000円相当のお礼の品物が貰えます。つまりこの場合2,000円の負担で30,000~50,000円の買い物ができた事になります。要するに非常にお得です。
  国も普及させたいのか、元々5,000円だった自己負担を2,000円にしたり、限度額を住民税の1割→2割に上げたり、確定申告が必要だったのをスキップできるようにしたり、色々やっているようですね。住民税の収入が少なくなる自治体の側はたまったものではないと思いますが。知名度も、昔は一部のマネー本で数ページ紹介される程度だったのが、ここ数年雑誌やテレビで紹介されるようになって、大分上がった気がします。そういえば先日の節税セミナーでも少し取り上げられていました。節税かと言われると微妙な気もしますが。

  このふるさと納税、特にやることによるデメリットもないのですが、気を付けた方が良い落とし穴はいくつかあります
  1. 限度額を把握する事
  2. 年度を確認する事
  3. 「ちゃんと受け取れる」返礼品を選択する事。
  まずは1.。限度額は所得の金額によって計算でき、基本的にたくさん稼ぐ人程限度額も高く、たくさん寄付することができます。しかし限度額を超えた分は自腹となるため、極端な話、限度額40,000円の人が100,000円とか寄付してしまうと、自己負担額と合わせて62,000円が自腹になってしまいます。
  概算額としては、「収入の約1%」とか、「住民税の20%」とかよく言われます(*1)。ふるさと納税は最低で1,000~2,000円くらいからできるので、もう少し正確に知りたければ、こういうシミュレータとかで計算することも可能です。
  このシミュレータで気を付けなければいけないのは、計算に去年の源泉徴収票や住民税通知書を使う事(*2)。これによって計算されるのは「今年の収入での限度額」ではなく、「今年も去年と同額稼いだと仮定した場合の限度額」です。当然、今年と去年で年収が違えば誤差が出ます。まあサラリーマンなら1年で給料が大幅に変わる事はあまりないので良いのですが、元々収入の変動が大きい自営業の方や、転職・定年退職等で収入が大幅に変わった方は誤差が大きくなるので要注意です。去年の年収が1,000万円、今年が300万円という人が、去年の年収ベースで限度額を計算して納税すると悲惨なことになります。

  次に2.。例えば2017年度のふるさと納税は、当然ながら2017/1/1-2017/12/31の期間にしかできません。2017年の終わりになって「まだ限度額が大量に残っている!」事に気付いても、2018/1/1になった瞬間、2017年の限度額は使えなくなります。ご利用は計画的に。

  そして3.。これは正に冒頭の私のケースです。ふるさと納税の返礼品には食糧品が多く、その中にはクール便とかで届く物も多いです。クール便は「最初の不在通知から3日間までしか再配達を受け付けない」「コンビニ受取が出来ない」「宅配ボックスも使えない」など、日中家に人がいない世帯にとっては意外と不便だったりします(*3)。せめて再配達の期間に土日が含まれればいいのですが、厄介なことにふるさと納税は受取日を指定できない仕様が多いです。クール便が使われるであろう肉・野菜などの食料品を貰う場合はくれぐれもご注意下さい。専業主婦(夫)がいるとか在宅だとか営業所が近くにあればなら問題はないのですが。


  最後にセレンディピティの話。実はふるさと納税と言いつつも、返礼品が気に入れば自分に縁もゆかりもない地方への寄附も可能です。というか自宅やふるさとの自治体の返礼品が気に入らなければ、無理にそここだわる必要はありません。実際私も、3年間で10以上の自治体に寄付してきましたが、自分の住んだことのある地域に納税したことは1回もありません。
  そして自治体によっては、本々の返礼品の他に、その自治体に足を運んでもらうべく、観光地図をわざわざ送ってきてくれたりすることもあります。ふるさと納税をきっかけに初めて知ったような自治体からそういう物が来た時に、年1回の国内旅行の行き先の一つにその自治体の都道府県・市区町村を入れて訪れてみる。個人的には、返礼品以外にそういう体験面の楽しみ方もありかな、と思っています。



(*1)…住民税の金額は所得の10%で、サラリーマンなら対収入比では5%くらいのことが多いので、どちらも同じくらい。

(*2)…その年の源泉徴収票を貰えるのは12月下旬とかなので、それをもとにふるさと納税の自治体を選ぶのは遅すぎる。住民税通知書に至っては翌年6月まで入手不可能なので間に合わない。

(*3)…勿論、扱う荷物の性質上仕方がない事で、その事で宅配会社をディスるつもりは更々ありません。念のため。