【要約】

(1)未公開株、新規公開株、和牛、海外ファンド、日本振興、FX、先物を疑似体験

(2)損得は様々、損切は早めに

(3)知識があれば「怪しい」は減っていく


【所感】

著者は「投資マニア」を自称するプロのファイナンシャルプランナーです。
世の中に投資案件は山ほどあり、その中には怪しい物も多々ある訳ですが、
この著者は机上の空論ではなくきちんと自分で実践したうえで、
損得含めて赤裸々な体験を記載しているところに好感が持てます。

著者が実際に試してみたという投資は下記の通り。
:の後ろはエフタークの独断と偏見に満ち満ちた所感。
  1. 未公開株:いつ公開するんですか?
  2. 新規公開株:無料の宝くじ、但しマイナスもある
  3. 和牛オーナー:メロンと和牛に何の関係が
  4. 海外ファンド:日本には潰れてもらわにゃ困る
  5. 超高金利の銀行:保証はモラルハザードの母
  6. FX:てこで巨大なブーメランを投げてみるテスト
  7. 先物取引:未来を奪われた気分はどうかな

エフタークはいずれの投資も経験がありません。
少なくとも現時点では、自分で経験するつもりもありませんし、他人に進めるつもりもありません。
しかし、世の中にどんなロジックの投資案件があるのか、
どんなメリット・デメリットがあるのか、
それこそ詐欺的な物を避けるのにどんな質問を投げればいいのか、
等、本書にて「疑似体験」できたメリットは非常に大きいと感じました。

傷は浅いうちに退け

著者の場合、得をした投資もあれば損をした投資もあるようですが、
全体的にはプラスで落ち着いているようです。流石はプロ。
損をした投資の記載を見るに、早めに損切りをしている事などが、
取り返しのつかない範囲の損失を避けている秘訣のように思えました。

怪しい=詐欺ではない

なお、混同しがちな方が多いと思いますが、「怪しい投資」=「投資詐欺」ではありません
「怪しい」と感じるのはその投資案件の問題ではなく、単に自分がそれについて知らないだけです。
株然り不動産経営然り、知っている人なら当たり前にやっている事でも、
知らない人から見れば全て「怪しい」投資になります。
ふるさと納税や確定拠出年金のような、デメリットがほぼない投資ですら例外ではありません。

勉強してメリット・デメリットを知ったうえで投資を避けるなら良いですが、
知らず、知ろうともせずに投資を避けるのは、機会費用が発生するだけです。

まあ、今の自分のやっている事(仕事とか趣味とか)が、
他の如何なる選択肢に比べても機会費用が発生しえないほどベストな選択だ
と、自信をもって言えるのなら、何も言う事はないですが、もしそうでないなら…
「今知らないから」と言うだけの理由で、勉強も行動も回避するのは勿体ないと思います。

【リンク】

あやしい投資話に乗ってみた