tabako_kitsuen_kenen

某保険会社から加入者向け会報が届いたので読んでみました。
  1. 夫が○年前、闘病生活(悪性腫瘍)の末なくなった
  2. ○○保険の生命保険のおかげで妻子が生活に困らず済んだ
  3. 担当ライフプランナーには生前から良くして頂いて感謝→更に保険加入
美談と言えば美談ですが、冒頭でこう書かれているのが気になりました。
「主人はもともと健康で、風一つ引かない人でした。でもお酒もタバコも大好きで、保険を見直した時も、「お酒とタバコの事もあるし、ちゃんとした保険にした方がいいよね」と話したことを覚えています
そして悪性腫瘍は「副口腔腫瘍」との事。



  …どう考えてもタバコが元凶か、そうでなくても悪化させた要因なのは間違いなさそうです。そして酒やタバコが身体に悪い事は自覚しておきながら、それを制限せずに保険で何とかしようと考えてます。正直、本末転倒です。加入者インタビューで載せるのに適した事例なのか、これ…?

  保険は、「確率は低いが、実際に起こったら金銭的に困る(*1)」リスクに対してかける物です。いざという時に保険金が出る事も大事ですが、そのリスクが起こらなければその方が良いに決まっています。そして、自分の行動一つで、起こる確率が変動するリスクと言うのも存在します。

  どんな名医だろうと名薬だろうと保険だろうと、予防に敵うものはありません。あらゆる病気を生活習慣から予防するのは難しいでしょうが、少なくとも喫煙したらガンのリスクが増える事くらいは専門知識がなくてもわかるハズ。

  また、それでも予防しきれない事を考えて保険に入るにしても、「非喫煙割引」と言って、タバコを吸わない人の方が保険料が安くなることが多いです。保険金支払事由を引き起こす重大なリスク要因の一つなのだからそりゃそうです。

  当方も絶賛保険見直し中ですが、リスクの把握と、そのリスクを顕在化させるリスク要因の把握は過不足なく行うようにしたいところです。どちらも状況が変われば随時変動する物なので…。

(*1)…金銭的以外の面で困るリスクに対しては保険は意味がないのでさておく。